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飾らないやさしい服を求めて採長補短の日々を慈しむ。
かやぶきの里・北村 ちいさな藍美術館
美山町・北村は、京都市の北方約60kmの場所。京都市内から、車で片道
1時間半以上かかる場所だが、これはどうしても見ておくべき美術館があります。
それは、「ちいさな藍美術館新道弘之コレクション。

すくも作り職人の村井さんの話では、葺き替えのため1ヶ月は閉館という残念な話でしたが、
事前にアポをした様子からも、ぜひとも行ってみたくなりました。

今回ご夫婦で暖かく迎えて下さり、仕事場での作業風景、新道先生が若い頃に
集めた貴重なコレクションなどを見せて頂き、本当に行って良かったと思いました。

やはり技術の高いものを見なければいけないんだと、改めて考えさせられた時間
でもありましたが、そういった貴重な資料自体が日本から消えつつある事実に切なくもなりました。

ファストファッションもよいですが、もっともっと若い人にも伝統的な手仕事にも
興味を持ってほしいというのが切なる切なる僕たちの願いです。

そこには、暖かい温もりと時間を感じる確かな良さがあるのです。

posted by | 10:06 | 採長補短の日々 | comments(0) | trackbacks(0) |
京都絞り工芸館 板締め絞りワークショップ
京都絞り工芸館にて、板締め絞りのシルクスカーフ作りのワークショップに挑戦。

板締め絞りとは木板を使い生地を挟み、防染する技法。
生地を屏風状に折りたたみ染め上げることで連続した文様をつくり出す事ができ、
それぞれのたたみ方でまったく表情が異なる面白みがそこにはある。

posted by | 10:04 | 採長補短の日々 | comments(0) | trackbacks(0) |
京町家のオルタナティブ・スペース ちおん舎
6年ぶりぐらいでしょうか、ちおん舎の西村吉右衛門さんに再会。
吉右衛門さんは、創業450 年の京都老舗「西村」家. 第十七代当主 です。

ちおん舎とは、「温故知新」の発想から、学び、集い、楽しみ
の空間として、蠕薺半ε垢運営する京町家のオルタナティブ・スペース。

伝統の智恵を現代の生活に生かすことを目的にしたこの空間は、
学ぶ場として、「茶道」「香道」「読書会」「料理教室」
集う場として、「会議」「講演会」「発表会」
楽しむ場として、「コンサート」「落語会」「展示会」等に利用する事ができます。

今回は、衣棚通に西面する法衣商千吉(ちきち)旧宅の茶室に案内して下さり、
タイの人達に、当時のその土地の風習などを聞かせてくださいました。

posted by | 01:00 | 採長補短の日々 | comments(0) | trackbacks(0) |
日タイ藍染め知識交流事業
日タイ藍染め知識交流事業として僕が案内役となり、チェンマイ大学内の
テキスタイル研究機関 Fai Gaem Mai、タイ芸術と工芸支援センター sacict
タイの藍染め職人など、合わせて10名を京都倉敷徳島を中心に、
9月の上旬に一週間ほど案内しました。

今回の主な目的は、タイとは違うすくもを使った日本の藍染めを見学する事。
日本の絞り染めを中心としたワークショップに参加をする事。
日本の市場調査として藍染め関連のショップなどを見学する事などでした。

今回のキーワードは、日本の高度な藍染めを自分たち自身で体験し、
自分たちが持っている文化、習慣から生まれた技術・伝統に対して、
それらをいかに洗練させていくかという事であり、けっしてそのままマネをしたり、
それらを自分の居場所に持ち込む事を推奨する事業ではありません。

難しいですが、売れるものを作ろうとするのではなく、
自分たちのアイデンティーを大切にしたモノづくりをしてほしい。

今回参加した職人たちが、これからどういった商品を作っていくのかについても、
注意深く見守っていこうという決意でもあります。

さて、今回の研修旅行で一番最初に訪れたのは京都。その中でもまずは
『うさと 京都店』から。うさと とは、僕がタイのチェンマイにて4年半
勉強をさせていただいた、さとううさぶろう先生のファッションブランド。
そのお店が京都にあるのだが、僕も新しい場所は伺った事がなかったし、
タイの人達にも知ってほしいと思い、事前に連絡をして訪問する事ができた。

posted by | 11:55 | 採長補短の日々 | comments(0) | trackbacks(0) |
トモダチ・ヘンプドールが完成!!
やっと人形が完成しました。何かしら名前を付けようと考えた結果、
ブランド名のトモと同じ意味である、トモダチに決めました。

最初はエプロンを付けようかと考え試してみましたが、ちょっとうるさかった
ですし、性別なども関係してくるので、シンプルに素材とカタチを優先したら、
このようなデザインになりました。

また、手にはボタンとループがそれぞれ付いていて、手と手をつなぐ事が出来ます。
これが今、自分が表現したい事のすべてです。

予定では、まずは26日(土曜日)のラチャマンカ ホテルでの震災支援コンサートに
出品しようと考えています。

posted by | 01:41 | 採長補短の日々 | comments(4) | trackbacks(0) |
ん〜ぅ!もうちょっとで完成!
人形のわたには、ワタノキの実から採れる繊維を使っています。
ワタノキは別名カポックという落葉高木で、コットンと同じく種子毛繊維です。
タイ語では「ヌン」、北タイ語では「ニウ」と呼ばれています。

それを箸などを使って、トップスとボトムスのパートにそれぞれギュウギュウに
詰め込みますが、いくら詰め込んでもまだまだ入ります。また、手足の細い部分に
わたを詰めるのは結構たいへんですが、いろいろなヘンプ素材の生地を使った
人形たちが、何とかかんとか完成しそうでホッとしています。

posted by | 23:55 | 採長補短の日々 | comments(0) | trackbacks(0) |
完成まで もう一息!
義援金を集めるために、ぬいぐるみを作ろうと決心したのは良いのですが、
いざ作り始めると、ああでもない、こうでもないと、なかなか納得のいくサンプルが
できず、なんとかカタチにするんだという気持ちのみ先行し、焦りと葛藤の日々でした。
正直3日目ぐらいで、やっぱり諦めようかとも考えてしまいました。

最初は動物から始まり、象さん、ブタさん、犬、ハート型など作ってはみたけれど、
残念ながら、お金を出して買っていただくに値する出来ではなかったです。
確かに寄付集め目的での制作ですが、お金を払って買ってもらうのですから、
それなりの出来ではないといけないという考えを持っています。

そして、なんだかんだ試行錯誤している間に、ヒトのカタチの人形が出来上がりました。

服を作るのと比べ、人形はとってもサイズが小さいので、指先の使い方など、
そうゆうところで苦労します。結局、自分たちじゃないとうまく作れないので、
すべて自分たちで作っています。次回は完成した人形をUPします。

posted by | 23:55 | 採長補短の日々 | comments(0) | trackbacks(0) |
被災地の皆様に心よりお見舞い申し上げます
震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りすると同時に、ひとりでも多くの方が
無事であることを祈っています。また、厳しい復旧の日々を過ごさなければならない
方々のご苦労を思うと本当に胸が詰まる思いです。

3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震は、ネットですぐに知りました。
タイでも、すごく関心が高く、連日その様子がテレビでニュースとして流れています。

スマトラ島沖地震の津波で大きな被害が出たタイにとっても人事ではないですし、
日本とタイは、経済面での協力関係もどんどん前に進んでいますし、一般レベルでも
日本に対する興味は相当なものです。

また、地震というパニックが起きるような状況でも、冷静に協力して対応できる
日本人をタイではとても尊敬しています。一日も早い復旧・復興をお祈り申し上げます。
 
posted by | 16:08 | 採長補短の日々 | comments(0) | trackbacks(0) |
支援ってなんなんだろう?
山岳民族に送られた古着を、彼らは洗濯などはせずに、着て汚れたら捨てて、
また新しいのを着るんだという話を以前、タイの方から聞いたことがある。
事実かどうかは自分の目で見たわけではないが、おそらく本当の話だろうと思う。
タダで大量の古着が定期的に運ばれてくる場所なら、そうなっても仕方がないだろう。
そもそも古着と考えれば、使い捨てをする彼らも深くは考えないだろう。

また、本来なら古着を着てもらうよりも、彼らの伝統衣装を着てもらいたいものだ。
田舎の山道を通る時など、山岳民族のジャージ姿にはガッカリしてしまう。

そもそも支援というのは、必要な場所に必要な分量を供給するのがベストだと
思うが、支援は好意で行われるものだから、管理するものとも違うと思う。

そこで、ちょっと参考になる話がある。

ランパーンのすごく田舎の村の中で、手織り・草木染めの女性グループを
オーガナイズしているタイの友人が居て、彼は村人と一緒になって布を作っている。
布の売上の96%を仕事に携わる人にすべて分配しているのだが、残りの4%を
組織の管理費、コットンの維持費などのために積み立てている。
彼はその積立金の一部を使って、その先のカレン族の村に掛け布団をプレゼント
するという企画を昨年末に実行した。
(北タイの乾季は朝と夜はかなり寒く、また市販のものも値段が高く、
貧困者にとっては掛け布団や毛布はとってもありがたい)

この企画のユニークな処は、ただ掛け布団をプレゼントするのではなく、
話を聞きつけた若いボランティアたちと一緒に縫ってプレゼントするというところだ。

彼の言葉は、「タダでプレゼントされたものは大切にしない。
でも、貰い手も参加して作ったものは、きっと大切にするだろう。」

僕は後で知ったので残念ながら参加出来なかったが、その話と楽しそうな
写真を見て、きっとカレンの人たちはその掛け布団を大切にするだろうと感じた。
また、一緒に縫った若いボランティアも何かを得たはずだ。
一方通行ではない心の交流がそこにはある。

次回は僕も参加してみたい。


 
posted by | 13:34 | 採長補短の日々 | comments(0) | trackbacks(0) |
憧れの町メーチェムへ 後編
気を取り直してもう一つの目的である、藍染め工房を探し出すために、
祭りで藍染めの服を売っているおばちゃんに場所を聞いてはみたけれど、
頼りない返事しか返って来ませんでした。
仕方がないので、昼食後に前回も訪れたチェム・ムアン・ハウスに行きました。

ここは前回のバイクの旅でも寄ったのですが、素敵なゲストハウス件カフェです。
アイスカプチーノを頼んだけれど、機械が壊れているとの話。タイ式の礼儀作法
の受け答えではいつもそうですが、たぶん準備をしていなかったのだと推測されます。
ともあれ、そこの女性に藍染め工房について尋ねたら、親切に教えてくれました。

向かう先は、町から3キロの「ファイ・プアック・マーイ」そこへの道は一本道
だったのですが、分かりにくく一度行き過ぎましたが、何とか到着。
そこの主人の女性はチェンマイ花祭りに行ってしまって不在でしたが、
旦那さんが親切に詳しく藍染めの説明をしてくれました。

ここでは、ちゃんと自然発酵の藍染めを実践しています。
苛性ソーダやハイドロなどの薬品は一切使っていません。
使っているのは、灰汁や赤土、もち米のとぎ汁やタマリンドなどです。

日本でさえ、藍染めと謳いながらインディゴピュアーを使ったり、化学染料で
染めたりする人もいる中で、サバーイサバーイのタイランドでちゃんと染めている
場所があるのは本当にうれしいです。

また、ここの商品は値段設定も高いですが、デザインも良いです。
正直、タイでも自然発酵の藍染めというだけでは、買ってくれません。
そのため、どこでも山岳民族にお願いして手刺繍なども施しているのですが、
他と比べて、センスがよいです。

そして、今回後染めのお願いをしてみましたが、自分達の商品以外は染めないとのこと。
それでも食い下がったのですが、藍の量が少ないのと、染めムラが心配との話で
とても消極的でした。



 
posted by | 19:35 | 採長補短の日々 | comments(0) | trackbacks(0) |