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飾らないやさしい服を求めて採長補短の日々を慈しむ。
タイの手紡ぎの糸
これはタイで撚られた手紡ぎの糸です。
棒状にした綿花をおばあちゃんが糸車で紡いで糸にするのですが、
1日に撚れる糸は確か1キロぐらいだったと聞いています。

今のタイの最低賃金を考えればとても高価なものになりますが、
それを糸の価格に転嫁できるハズもなく、糸を紡ぐおばあちゃんが激減している理由も納得です。

この問題も何とかしなければ手紡ぎの糸は将来タイからなくなってしまうかもしれません。
ビジネスとして考えれば、材料は安く仕入れたいものですが、仕事に対してそれ相応の対価
というものを考えなけけばいけなくなっている気がします。

posted by tomo | 09:32 | TOMOの手掛かり | comments(0) | trackbacks(0) |
チェムさんの手織り生地

チェムさんに織ってもらったタテ糸もヨコ糸も漂白していない、糸そのままの色の手織り生地です。
とてもシンプルですが、ヨコ糸には手紡ぎの糸を差し込んでもらいました。

どのぐらいの幅で差し込むかなどの指示はまったくせず、チェムさんの判断に任せたのが成功したのか、
とてもシックで素敵な生地に仕上がりました。厚みもこれからの時期にちょうど良いです。(^-^)

チェムさんの機織りは手を使ってシャトルを左右に送る昔ながらの機織りです。
1日がんばっても2〜3mしか織れません。しかし丁寧に織った布からはやさしさが溢れています。
このような手織りの布を少しでも広めたいという思いがTomoの仕事に対するモチベーションになっています。
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TomoNaturalFabrics‬

posted by tomo | 08:26 | TOMOの手掛かり | comments(2) | trackbacks(0) |
相談です。

これはイサーン地方で織ってもらったヘンプコットンの少し薄手の手織り生地です。
ヨコ糸はシンプルな生成り色ですが、タテ糸は生成り、ベージュ、グレー、モスグリーン、
ブラウンなど様々な草木染めの糸が使われたストライプの生地です。

美しい生地ですが、服にするにはストライプが少しキツイなぁという印象です。
エプロンとかクロップド丈のサルエルバンツだったら、
生地の良さを活かせる気がするのですがいかがでしょうか?

※Tomoの服は生産者のサステナビリティと消費者のベネフィットこそが何よりも大切と考え、
これまでよりもお客さまに長く愛用してもらえる服作りを目指し始めています。
主観的な自分の考えや趣向だけではなく、使う側の立場に寄り添ったモノづくりの大切さを
改めて強く意識しております。

posted by tomo | 11:51 | TOMOの手掛かり | comments(4) | trackbacks(0) |
ジョムトン郡の機織りグループとの出会い

日曜日までだったのでもう終わってしまいましたが、チェンマイ県ジョムトン郡にて、
手織りコットンの大きなイベントがありました。ジョムトン郡はサ ンパトーン郡から
車で南に30分ぐらいの場所ですが、手織りの布で有名なところです。
もしかしたら良い出会いがあるかもしれないという小さな期待を胸に秘めて最終日に車で向かいました。

会場の郡役所広場は閑古鳥が泣いていましたが、屋外テントブースにはOTOP
(タイの一村一品プロジェクト)を中心としたジョムトンの機織りグループがいくつか来ていました。
その中で知り合ったおばちゃんが言うには、ジョムトン郡の布は以前は沢山売れたそうですが、
それが毎年売れなくなっているのだそうです。

僕は販売する商品がどこも同じだから価格競争になっているのが大きな問題だと思いました。
高齢化も進んでいて若い人達が商品開発に関わっていませんし、自分の村からほとんど出ない
人達ですから、新しい商品、他と違う商品の開発というのはかなり難しいかもしれません。

僕たちはちょうど手織りの布を織ってもらえる場所を増やそうとしているので、
ジョムトン郡もいいかもしれません。ここで知り合ったおばちゃんの村は少し奥まったカレンの村と
隣接した場所にあるそうなので、機織り工房を後日実際に見学してみたいと考えています。

posted by tomo | 06:02 | TOMOの手掛かり | comments(0) | trackbacks(0) |
her amazing sewing skills
平織りの布の場合でも、経糸や緯糸にどのような糸を使うかによって、布の表情は豊かに変化します。
これはすべてコットン素材ですが、太さの違う糸を いくつか組み合わせています。
染色に関してはアセンヤクの樹脂を使って自分で染め、媒染にミョウバンと鉄の2タイプを使いました。
手織りですので布に密度はありませんが、逆にフワッとして柔らかくて肌触りが良い仕上がりになっています。

出来上がった布はもともとクッションカバーを作るために織ってもらったものですが、
この布で作ったジャケットを見てみたいというムリな話があり、急いでサンプルを仕上げました。
ものすごくほつれやすい布だけれど、どうする?と独立当初から9年間一緒に働いている縫製スタッフに聞いたら、
どうにかするから、といういつもの返事が返って来ました。ブツブツと文句を言いながらも最後まで
丁寧な仕事をしてくれる彼女がいなければ、僕たちの服は今とは違うものになっていたハズです。
僕が住むチェンマイでは縫製を仕事にしている人は沢山いるけれど、
縫製技術がしっかりしている人を探すのはとても難しいです。

posted by tomo | 09:00 | TOMOの手掛かり | comments(0) | trackbacks(0) |
charm of hill tribe handwork (その1)
友人に誘ってもらってメーチェム村の伝統の布復興で有名なヌサラーさんの
お家に遊びに行った時、幸運にも沢山の山岳民族の人たちと出会うことができた。
その中でも特に印象的だったのが、ヤオ 族のおばちゃん達だった。
MIENとも呼ばれるヤオ族の人たちは、女性は頭に刺繍入りのブライダルターバン(角隠し)
を巻き、胸元に赤いボンボンの付いたジャケット、綿密な刺しゅうがびっしりと入った
パンツを着用しているのですぐにわかる。特にヤオ族の女性が丁寧に刺しゅうをしたパンツは人気が高い。

おばちゃんが熱心に刺しゅうをしているので覗き込むとそれは刺し子であった。
しかも青地に生成り糸を使ったもので、丁寧な刺しゅうというよりは
膨大な仕事 量が魅力のもので、今まで見たことがないものであった。
今は山岳民族の布ブームとは違う状況なので、彼女達もその時々の流行に
合わせたモノづくりをしているのであろう。それでもその手仕事は見事だし美しい。
そしてそれらはファストファッションにはない手のぬくもりを感じるモノづくりである。
これを見た時に、そうだ!ファストファッションに対抗するためには圧倒的は仕事量と
手のぬくもりを表現すればいいんじゃないか!と思った。

これからの僕たちの服作りにローカリティー、ナショナリティー、アイデンティティーを持った
手仕事はどんどん取り入れていきたいと強く思うし、それがファストファッションに対しての
アンチテーゼになればとも思う。ナショナリティーを内包した手仕事は滅んではいけない、
ただそれらを保護するのはどんどん難しくなっていると思う。保護以外に彼女たちの刺しゅうの魅力を
伝える方法もあるハズだ。彼女達の手仕事をコントロールするのは非常に難しいと思うが、
その魅力を伝えられるものを作ってみたくなった。

posted by tomo | 09:00 | TOMOの手掛かり | comments(0) | trackbacks(0) |
秋冬展示会のための縫製方法
正直な話、秋冬の展示会のための服の製作は苦手です。
防寒とは無縁な温かい気候の国で服を作っているので、ウールなどの動物繊維
の糸を探すのは困難ですし、現地で需要がない服を作るわけですから、
縫製方法も新たに考えなくてはいけません。
それでも展示会の都合上、何とかしてほしいという要望が強く、
秋冬展示会のための服をどう作るべきかずっと考えていました。

そんな時に友人からウェディングドレスの依頼がありました。
ウェディングドレスと言ってもアフタヌーンドレスにも近いものですが、
初めての製作ですし、どうゆう素材をどうゆう風に処理するかなど、試行錯誤の連続でした。
その作業から得たものを通して、今回の実験的な秋冬服にたどり着きました。

現地で手に入る素材の中で、秋冬に使えそうな素材はシルクですが、そのままでは少し薄いです。
そこで今回は実験的に接着芯を生地の裏に張りました。合成樹脂が付いている
接着芯地を使うのは今回が初めてです。もちろん使うのに抵抗はありましたが、
使うことで生地が長持ちしたり、厚みを出せたりとメリットの方を選びました。
また、見えない場所でもほつれないように処理をしたいので、ロックミシンも使っています。

そしてもう一つの試みは裏地を付けたことです。これまでにも背中限定で裏地を付ける
商品はありますが、総裏地にすること、きせを作ること、裏地の裾部分を
手縫いで始末することなどは今回が初めてで技術書などを参考にしました。

それでもすべて技術書通りに縫ってはいません。例えばアームホールですが、
肩パッドは入れたくないけれど輪郭は出したい。そのために縫い代をパイピング始末にしています。


 
posted by | 13:14 | TOMOの手掛かり | comments(0) | trackbacks(0) |
V襟七部袖のバイアスシャツ
今年からTomoの服に新しい仲間が登場します。その仲間とは、
しっかりタイプの手で織られたコットン素材の薄地ファブリックです。

この生地は、手機(てばた)の一種ではあるのですが、紐を引いてシャトル
を飛ばす、タイ語ではギーガトゥックと言われる機を使って織られています。
少し自信がありませんが、日本ではバッタンと言われる装置だと思われます。

北タイでは、ほとんどがこのバッタン方式ですが、東北タイでは、今でも
シンプルな高機(たかばた)を使って布を織っているところが多いです。
高機とバッタンの違いは、シャトルの飛ばし方なのですが、バッタンの方が
織れるスピードが早く、力をセーブする事が出来るので、年配の方でも織れる
という特徴があり、しっかりと織り目が詰まった布が出来上がります。
逆に、高機は力も必要なのですが、力量もダイレクトに布に出てしまうため、
雰囲気のある繊細な布が出来上がるという魅力があります。

タイにおいて、高機が徐々にバッタンに移行してしまう心配をしてしまうのですが、
それぞれ違う魅力がありますし、いつまでもこの状態であってほしいと願います。

V襟七部袖のバイアスシャツ(F1024E
(経糸:花梨)+(緯糸:黒檀)で先染めしたコットン素材です。
タイの女性の手で丁寧に染め織り上げられて生まれた素朴な布です。

サイズは 2 4 6 8 です。※(SIZE: 2=M / 4=L / 6=XL / 8=XXL )
SIZE: 2 4 =¥9,450 (本体¥9,000)
SIZE: 6 8 =¥10,500 (本体¥10,000)
※参考:写真のモデルは身長158僉.汽ぅ2を着ています。

posted by | 18:38 | TOMOの手掛かり | comments(0) | trackbacks(0) |
麻素材の洗濯物干しのコツ!!
麻素材の服は、しわになるしアイロン掛けが大変だなぁと感じる人は、
すごく多いと思います。また、アイロンのかけすぎは布を傷める原因にもなります。
そこで洗濯のしわを最低限に抑える脱水とハンガー掛けのテクニックを紹介します。

洗濯が終わった後に、一度30秒だけ脱水をします。終わったら服を取り出して、
パタパタと服を叩いてしわを伸ばしてから、適度にたたんで本格的な脱水をしてあげます。


これだけで、脱水後の服のしわはすごく少なくなります。アイロン掛けの事を
考えたら、労力と電力の節約になります。また、一度30秒脱水する意味ですが、
完全に濡れた状態で、しわを伸ばして服をたたむのはとても難しいからです。

また、洗濯物干しのためのハンガー掛けの時に、肩の辺りが伸びてしまう
という失敗を防ぐ3つの方法を紹介します。

仝ではなく、すそでつるす方法です。
すそを上にしてつるすと、肩に変な跡がつきません。洗濯ばさみを使って、
すそを2箇所とめればOKです。

⊃燭鹵罎波省にしてハンガーに掛ける方法です。
これも肩で掛けないので、変な跡がつきません。

8みのあるハンガーを使う方法です。
ハリガネのハンガーより厚みがあるので、肩に跡が付きにくいです。


参考になれば、どうか試してみて下さい。

posted by | 19:29 | TOMOの手掛かり | comments(0) | trackbacks(0) |
貝ボタンについて
トモ・ナチュラルファブリクスの服は、ほとんど貝ボタンを使っています。

自然素材の貝ボタンの質感はとても美しいですし、貝の種類によって、
それぞれ色や質に違いがあるのも楽しいです。

また、実際に貝がボタンになるまでに20もの工程があるのですが、
形や色は、同じ貝でも一つ一つ微妙に違うので、すべての作業を機械
のみで行うのはムリで、職人の手先がポイントになります。

ここでは、オーダーで作ってもらっているボタンを2つ紹介します。

左の写真は、アンダマン海産のマベ真珠で有名な茶蝶貝(マベ貝)
そこから作られたボタンです。うっすらとした茶色の層があり、一個一個の
それぞれの色合いも味わい深いです。

右の写真は、タヒチ産の黒蝶貝(クロチョウガイ)のボタンです。
この貝も、南洋黒真珠で有名な貝です。トモ・ナチュラルファブリクスの服は、
グレー系の色も多く、深みのある濃い色のボタンも必要なので、
黒蝶貝のボタンはとても貴重です。

posted by | 15:38 | TOMOの手掛かり | comments(0) | trackbacks(0) |