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飾らないやさしい服を求めて採長補短の日々を慈しむ。
シルクコットンのストール
シルクコットンのストールの在庫がなくなってしまい慌てて染めました。
もしかしたら幅が狭いものがあっても使いやすくていいかなぁと思い、
今回のスカーフは170cm×25cm幅です。

右側の白い生地は、チョウマメ(バタフライピー)で染めたものですが、
がんばって染めたのですがフィニッシングで色がなかなか定着しませんでした。

次回はもう少し工夫して素敵なアンチャン・ブルーに染めたいと思います。

posted by tomo | 07:00 | TOMOの染色 | comments(0) | trackbacks(0) |
インド藍よ、無事に大きくなっておくれ
新しい場所には庭や畑があることは、引っ越し決断の大きな理由の一つでした。
それまで住んでいたタウンハウスでも草木染めは確かにできるのだけれども、
植物をちゃんと育てられる場所ではありませんでした。
もし畑があったら藍を育てたいと以前から思っていたので、
友人のS君に分けてもらったインド藍の種を育てることにしました。
 
どうして自分で育てたいのかというと、そこにはそれなりの理由があります。
タイで植物を使った藍染めといえば琉球藍やインド藍ですが、日本のすくもとは違い、
泥藍と呼ばれる藍の成分を泥状に濃縮させたものを使います。
そして泥藍作りには石灰を使うのですが、泥藍は量り売りなので藍に対して
石灰を必要以上に混ぜたほうが儲かるというやり方が横行しているという話を聞きました。
必要以上の石灰は布を傷めたり堅牢度にも影響するので、
それならば自分でやろうと
考えました。
posted by tomo | 09:38 | TOMOの染色 | comments(0) | trackbacks(0) |
藍染めの色落ちにはクエン酸が有効
藍染めの色落ちを抑制する方法として、クエン酸が有効という情報を見つけました。
藍染めの染色方法はアルカリと大きく関わっており、酸性のクエン酸を溶かした液に
アルカリ性の藍染めの服を浸した場合、クエン酸がアルカリを抑えてくれるという仕組みです。

実際に試してみましたが、大きな効果がありました。今後に関しては、藍染めの製品は
一度クエン酸の液に浸してからの出荷にしようと考えています。
(ちなみにクエン酸と同じ効果が得られるものとして、お酢も有効だそうです。)

藍染めの色素はアルカリ性の水に溶けやすく、中性や酸性の水に溶けにくい特徴を持っています。
洗濯時には、アルカリ性ではない洗剤を強くお薦めします。

posted by tomo | 11:37 | TOMOの染色 | comments(0) | trackbacks(0) |
おばちゃんからもらった竹の棒とラック染め
以前ウッタラディット県の草木染め名人のおばちゃんを訪れた時に、実は自分も
糸を染めているという話を少し伝えました。それを知ってなのか、帰り際には
竹で作られた特製の染色棒をくれました。棒と言うよりは刀の様なカタチをしていますが、
最近は自分で糸を染める機会も増えているのでよく使っています。たとえば染液を
糸の中心部まで浸透させたい時などに、糸を傷つけない程度に尖った剣先が役に立ちます。

今回の染色材料はアメリカネムノキに寄生するカイガラムシの巣を使っていますが、
臙脂虫と呼ばれるこれらのカイガラムシから採集された色素は、日本では友禅や紅型の染料として
現在も利用されているものです。樹脂状に固まったラックカイガラムシの分泌物を砕いて水に浸すだけで
とても鮮やかな朱が滲み出す様子は、何度見ても不思議でたまりません。


posted by tomo | 06:23 | TOMOの染色 | comments(0) | trackbacks(0) |
クッションカバー・プロジェクト
服以外のプロジェクトとして、インテリア用のクッションカバーを計画しています。
最初の工程として、経糸や緯糸に使う糸、色の配色などを決めてから自分で糸を染めました。
今回染色材料として使ったのは、ラックの巣とアセンヤクの樹脂です。
糸はすでに織り手のチェムさんに渡しており、少しずつ布ができあがっています。

(上からラックの巣+ミョウバン媒染、アセンヤクの樹脂+ミョウバン媒染、アセンヤクの樹脂+鉄媒染)

posted by tomo | 17:28 | TOMOの染色 | comments(0) | trackbacks(0) |
自然から得られた色は、すべて美しい
自分で糸を染め、チェムさんに織ってもらったコットン生地のサンプルです。
ピンクはラックの巣、 薄いブルーは藍、薄い茶色はアセンヤクの樹脂、
白はローゼルの花で染めています。(薄いブルーは藍染めではなく、
藍染めの服を大量に洗濯した時に一緒に糸 を入れるというズル染めですが)

例えばこの色は美しい、この色は美しくないなぁと感じる場合などもありますが、
自然から得られた色はすべて美しいと僕は思います。
ただ、布として完結する ものではなく、服に使う布の場合には、
服を作る立場から、使いやすい色と使いにくい色が確かにあります。
同じ色でも濃淡や彩度、微妙な何かの違いでそう感 じる場合もあります。
それが使いやすいかどうかは、布を見た時に作りたい服のイメージが浮かんでくるかどうかです。

posted by tomo | 10:26 | TOMOの染色 | comments(0) | trackbacks(0) |
いつ染めたかもちゃんとメモしておくように。
チェムさんがジャックフルーツの葉を米袋いっぱいに入れて持って来てくれた。
前回生地を見に行った時に庭のジャックフルーツを見ながら、
この葉っぱでも染められるんだという雑談を覚えていてくれたのだ。


ちょうど今、バラの花とローゼルの花を染めている最中だったから、
これはラッキーとワンピースやチュニックを染めることにした。
葉を枝から切り離し、葉を重ねてハサミで細かくカットし水を入れる。

 
後は1日待って石灰を入れれば染められるのだが、なんだか液の様子がおかしい。
なかなか色素が水に溶け出さないのである。
2日待っても溶け出さないので
試しに石灰を入れてみたが、やはり染色液の色が薄い。

 
以前染めた時は、今回と同じ染織方法でまったく問題がなかった。
もし違いがあるとすれば染織の時期である。
以前染めた時は暑季であったが、今は雨季の真っ只中。
たぶん雨季の葉は水を吸っているから色素も薄いのだろう。

 
今回は染められないという残念な結果になってしまったけれど、
雨季と乾季
、暑季で植物の状態もかなり違うということを経験する機会になった。
染織名人のおばちゃんに言われたばかりの言葉を思い出した。
「何で染めたかだけではなく、いつ染めたかもちゃんとメモしておくようにね」

 
草木で染めるというのは、自然を相手にしているのだから、
その仕組みを理解していなければ良い結果は出せない。
だから奥が深く、いつまでも飽きない面白みが草木染めにはあるのだ。

posted by tomo | 17:26 | TOMOの染色 | comments(0) | trackbacks(0) |
レモングラスとバラの花で染める
アジア料理でよく使用されるハーブ、レモングラスで染めてみました。
今回、乾燥したものを使ったせいか、色があまり染み出さず、色がほとんど付きませんでした。
それでも、レモングラスのいい香りがするので巻いていて気持ちが良いです。
また、レモングラスは虫よけスプレーなどにも使われるので、
もしかしたら蚊除けの効果があるかもしれません。

乾燥したバラの花を使って、シルク・コットンのストールを染めてみました。
バラの花に含まれている色素は、種類によってかなり違いがあるみたいですが、
煮ている時は、赤みのあるベージュ色、ミョウバンで媒染した時は、赤みのある金色になりました。

左がレモングラス、右がバラの花で染めたストールです。(どちらも媒染はミョウバン)
バラの花はとても美しい色を与えてくれますが、染めムラに相当気をつけなくてはいけません。
posted by tomo | 11:09 | TOMOの染色 | comments(0) | trackbacks(0) |
市場で手に入れた黒豆で染める
今まで使ったことがない新しい材料でストールを染めてみたいなぁと思って
ネットで草木染めを調べている間に黒豆に出会いました。
これは近くの市場でも手に入るし、試しに少し染めてみることにしました。

それ程濃くは染まりませんでしたが、媒染にミョウバンを使った場合に薄いスカイグレー、
鉄媒染の場合はパールグレーになりました。豆を煮込んでいる間、
おいしそうな匂いに包まれて幸せでした。
posted by tomo | 00:15 | TOMOの染色 | comments(0) | trackbacks(0) |
果物の女王マンゴスチンで染める
タイでは今がちょうどマンゴスチンが旬の季節です。タイ語でマンクットと呼ばれるこの果物は、
強い甘みとさわやかな酸味が特徴ですが、味はとても上品で果物の女王と呼ばれているものです。

そんなマンゴスチンの殻を使って布を染める事は可能で、今回シルク・コットンのストールを染めてみました。
徐々に熱して殻が柔らかくなると、染色液はミルクティーのような色になり、すごくいい香りが漂い始めました。
材料によっては色ムラになりやすいものもありますが、マンゴスチンの殻は比較的染めやすかったです。

媒染にミョウバンを使うと鮮やかな薄めのレモンイエローに、鉄媒染では青みのあるスチールグレーになりました。
posted by tomo | 11:33 | TOMOの染色 | comments(0) | trackbacks(0) |