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飾らないやさしい服を求めて採長補短の日々を慈しむ。
ヌサラーさんの草木染めワークショップ

友達が誘ってくれてヌサラーさんの草木染めワークショップを見学して来ました。

コクタン染めのワークショップと聞いていたのですが、ミロバランの種やカムセードの種、

琉球藍なども使い、色遊びの楽しいものでした。
またジョークやユーモアも交えたタイの会話が素敵な、とても和気あいあいとした

楽しいワークショップでした!最近仕事ばかりだったのでリフレッシュ!!

 

タイの人達はジョークやユーモアのある会話が大好きです

僕ら日本人のように真剣に会話をするのではなく、タイ人の会話は

その場の雰囲気をとても大切にします。

僕もタイに来た当初はそこが全然分からなかったのですが、最近よくわかるようになりました。

 

イエローの服はミロバランの実を煮て染めたもの。

手前の服は確か煮ないで染めたものです。煮るか煮ないかで全然色が変わっていました。

 

ミロバランの種。イサーン地方では葉の部分を使うのを良く見ます。

 

タイ語でカムセー(ド)と呼ばれる植物の種です。

日本名ではリップスティック・ツリーもしくはベニノキ。

染めるとうっすらしたオレンジのようなベージュ色になります。

 

琉球藍。高地でないと栽培が難しいのですが、ヌサラーさんの家の

ラムヤイの木の下にはしっかりと生えていました

葉を手で擦ると手がすごく碧くなって、インディカンを沢山含んでいるのを確認できました。

 

琉球藍を発行させて得た藍。

 

ミロバランの実を煮ているところ。

 

ミロバランの実を煮て得た染液に石灰を混ぜ、布を染めているところ。

 

コクタンの実を潰しているところ。

1ヶ月大きなポリバケツに寝かした実を使っていますが、すごい匂いがします!

 

コクタンの実を潰した後に濾して、灰汁や石灰などを混ぜてから染めます。
藍の酸化とは染め方が違いますが、発酵させる方法などは似ている気がします。

 

植物材料にして染める場合、石灰がけっこう重要だと思います。

石灰も不純物が少ないものを選ばないといけません

 

藍を混ぜたり色々な染め方を楽しんでいました。

posted by tomo | 09:16 | 採長補短の日々 | comments(0) | trackbacks(0) |
採長補短の日々は続く
僕がうさぶろうさんから学んだ事の中でも、今になって本当に大切だと思うことは、
心を広く保つことの大切さ、相手を尊重すること、小さくならないこと。
最近はそんなことをよく考えさせられています。

うさぶろうさんは何かを教えるのは得意ではないと思いますが、
その生き方から本当に多くの事を学ぶ事ができます。
独立して一度離れるという経験によって、
うさぶろうさんのすごさをより理解できるようになりました。

posted by tomo | 09:36 | 採長補短の日々 | comments(0) | trackbacks(0) |
なるほどと感心したお話
タイの芸能人が仏教の話を講演しているのをテレビを見て、
なるほどと感心したお話です。その女性の友人がお寺で寄付(タンブン)
をした時に、お坊さ んはお金を受け取った後ポーンと後ろに投げて、
隣のお坊さんと話をし始めたそうです。

その女性は徳を積むために用意した大切なお金をポーンと投げられて、
しかもお坊さんの態度は明らかに良くなく、ビックリして鳩が豆鉄砲を
食らったような状態になったそうです。

確かにそりゃないよって思っいます!(≧ヘ≦)

その様子を見たお坊さんは再びその女性に「そのお金はタンブンするんだよね?」
と聞いたそうです。女性が「そうです。」と答えると、
お坊さんは再び隣のお坊さんと話をし始めたそうで、
女性の頭から湯気が立つ様子が目に浮かびます。

日本人には理解しがたい話ですが、お坊さんがその女性に教えたかった事は、
寄付(タンブン)は寄進する行為で徳を積むのであって、お金の使われ方を含め て、
そのお金に執着してしまってはタンブンの意味が無いという事です。

たぶん、お坊さんは女性から執着心を感じ取ったから、
わざとにそうゆう態度を見せたのでしょう。

仏教の教えでは執着心こそが苦悩の元であって、徳を積むための寄進も
執着心を伴えば苦悩の元になることを実践で教えたのです。

ブッダの教えとは、どうすれば自分が生きている時間をハッピーに過ごせるのか?
そのためのテクニックを教えてくれている気がします。

日本人の視点でタイ人がドライとか楽観的とか、そう感じる場合も
確かにあるかもしれませんが、仏教の教えを無意識に実践しているのかもしれません。

日本人とタイ人の長所をうまく取り入れることができたら、快適な暮らしができそうです。

採長補短の日々はつづく。

posted by tomo | 00:19 | 採長補短の日々 | comments(0) | trackbacks(0) |
ケーオおばあちゃんの暖かいストール
そろそろ秋冬のストール作りを始めたいと考え、ジョムトーン群に足を運びました。
厚みや重みがあって、しかも柄の入っているストールを作りたいのだと、
お世話になっているジョムトーン郡の機織りグループに相談したら、
一人のおばあちゃんを紹介してくれました。
78歳のおばあちゃんは若い時から
ずっと機織りをしているとの話で、バーン・ライ・パイ・ガーム(美しい竹の家)
と呼ばれるジョムトーン群の有名な工房でも機織りをしていた事があるそうです。

 
4枚綜絖で柄を出しながら織れる織り手は、その場所ではおばあちゃん一人になってしまったそうです。
ジョムトーン群は確かに機織りで有名な場所ですが、工程はほぼ分業になっています。
また、同じ手織りでも高機より早く織れるバッタン織り(シャトルを紐を引いて弾き飛ばす)がほとんどです。
バッタン織りは力を使うので高齢のおばあちゃんには難しいというのもありますが、
おばあちゃんが高機で丁寧に織ったストールを作り
たいと思いました。
 
ジョムトーン郡の4枚綜絖で織れる柄の種類も知っておきたいと思ったので、
とにかく色々な柄でス
トールを織ってもらうようにお願いをして糸を渡しました。
 
帰り際におばあちゃんは「もっと早くに知り合っていればねぇ、
もう
78歳だしこれからどれぐらい織れるか」と言っていましたが、
4枚綜絖で機織りが可能な
78歳のおばあちゃんと知り合えた事は僕からすればとても幸運な事です。
できるだけ長く、そして仕事が途切れないように織ってもらうために、
親商品は魅力的で使い勝手の良いものにし、定番アイテムとして受け入れられるものにしたいと考えています。

posted by tomo | 04:58 | 採長補短の日々 | comments(0) | trackbacks(0) |
チェムさんからの手紙
サンパトーン群で布を織ってもらっているチャムさんから突然手紙が届いた。
手紙の内容は、僕たちの布を織るのをもう辞めたいという衝撃的なものであった。
ビックリしてすぐに妻に電話をしてもらおうと思ったけれども、
妻の勧めでスタッフのニッドさん(チェムさんの親戚)にまずは理由を聞いてもらう事にした。
チェムさんが言うには、これから田植えの時期に入るので忙しくなるなるから
という理由だそうだが、もっと詳しく話を聞くと、それは大きな理由ではないらしい。
機織りの織り賃が僕たちの負担になっているのではないかという気遣いが本当の理由であった。
 
実は今年からジョムトーン群でも新たに織りを始めたのだけれども、
織りの方法が違う事もあって1mあたりの織り賃はチェムさんよりも随分と安い。
チェムさんはそれを知っているから、自分の織り賃が高い事がずっと気になっていたそうだ。
そして僕たちの負担になっているのではと感じ、自分から辞めたいと言ったのである。
チェムさんはそうゆう優しさを持つ人だ。
 
チェムさんが織る布は、独特の優しい風合いを持つ。
日本で販売する服は、それが誰が織った布という詳しい説明はしていないが、
チェムさんの織った布で作った服は、他よりも良く売れている気もする。
それは布から滲み溢れる優しさが理由かもしれない。
 
今日理由を聞いて、妻がチャムさんに電話をした。
チェムさんの心の負担にならないように丁寧に説明して、
これからも布を織り続けてほしいとお願いをした。
そうしたら実は経糸がもうなくなってしまったから、、、と話してくれたのだ。良かった。
 
コストは少しでも安い方がいいだろうし、決まった期日にきちんと納品してくれる
場所の方がもちろんいいだろう。それでも、一緒に仕事をしてくれる人達には
それぞれ家庭の事情があるだろうし、出会った人達とはできるだけ長く一緒に仕事をしたいと思う。
チェムさんにはこれからも素敵な布を織り続けてほしい。

posted by tomo | 14:29 | 採長補短の日々 | comments(0) | trackbacks(0) |
今年のインディゴの服が登場します。

明日には新しいデザイン(2015)のインディゴシリーズが日本に届きます。
夏に向けて今年の新作を徐々に送る予定です。

posted by tomo | 11:50 | 採長補短の日々 | comments(0) | trackbacks(0) |
工房に手織り機が来た日

チェンマイ県ジョムトン郡のおばちゃんを、機織りのお願いのために訪ねてきました。
そこで、実はもう誰も使っていない織り機が3台あるんだよという話になりました。
僕たちも自分たちで布を織ってみたいと思っていたところだったので、3台とも譲ってもらいました。
そのままではピックアップの車に3台は載せられないという話だったので、一度分解して
現地で組み立て直してもらいました。
大小2台の織り機は僕たちの工房に、残りの1台はチェムさんの家に置くことに決めました。
バッタン織りはチェムさんも織ったことがないので、すぐには織ることが出来ませんが、
ジョムトンのおばちゃんが教えに来てくれるという話です。

posted by tomo | 15:09 | 採長補短の日々 | comments(0) | trackbacks(0) |
服をデザインする仕事は楽しいけれど。
襟をどうするか?袖をどうするか?丈や袖の長さはどうするべきか?
全体としてそれらがちょうど良いバランスでフィットされるだろか?
服をデザインする仕事は楽しいけれど、同時にすべて判断していかなければいけない
という責任と孤独がある。服のデザインに正しいも間違っているもないと思うし、
作り手には自信と不安との葛藤がいつもあると思う。
自分が納得できる服は、あと何年、何十年かかれば作れるようになるのかわからないけれど、
服をデザインする仕事には自由があり、人が着るものを作るというルールもある。
それ故にとてもやり甲斐がある仕事だと思う。

posted by tomo | 07:31 | 採長補短の日々 | comments(0) | trackbacks(0) |
- She knows what she is wearing -
十年以上も前の話であるが、外苑前の着物作家さんのお店にて1年半お世話になった。
その当時キモノを着る機会もなく着付けもできない、ただただ素敵な布に
囲まれながら
という日々を過ごしていた。そこでいつも一緒に働いていた素敵な女性は、
言葉で言い表せないくらい美しく、仕事をする時もいつもキモノを着て
いた。

ルマのシャン州から来られていたヨーン女性の後ろ姿を見ていたら、
容姿が違うのにその女性と重なって見えた。キモノも含めて民族衣装を
着こなしている女性の後ろ姿はと
てつもなく美しいと思う。これは民族衣装を
着ている人の後ろ姿ではなく、民族衣装を着こなしている人の後ろ姿についての話である。


残念ながらタイでは山岳民族の人たちでも、普段の生活で民族衣装を着る人はほとんど
いなくなってしまった。本来服というのは、その人のアイデンティティやナショナリティ
を表わすものであったと思うが、果たして私たちは普段そのような価値のある服を着ているだろうか?

posted by tomo | 08:40 | 採長補短の日々 | comments(0) | trackbacks(0) |
年始め

毎年の年始めにさとう うさぶろうさんに会わないと一年が始まらない。
うさぶろうさんは僕が13年前にタイに来るきっかけとなった方である。
そして当時の僕の独立を後押ししてくれた。うさぶろうさんは、出会った当時と
まったく変わらない様子で、世の中には歳をとらない人もいるものだとビックリさせられる。

タイ北部チェンマイ郊外のオフィスはありとあらゆる植物が植えられていて、
植物達は毎年どんどんと大きくなり、心地のよい森の中に居るような感覚になる。

posted by tomo | 12:42 | 採長補短の日々 | comments(0) | trackbacks(0) |